2/16/2011

マクド

DSCN2598-2011-02-16-18-48.jpg世界共通の通貨としてのビックマックはとても物価を計る指数としてはわかりやすいです。

日本では、安いファストフードというイメージのマックですが、トンガのにいくと10年ぐらい前は首都の高級レストランでした。数少ない外資のエアコンの効いたレストランで、まわりのレストランよりも高く空いていて、島のお金持ちのファミリーとなれた味を求める外国人のための場所でした。当然、おいしいのは現地の普通のレストランです。当時の価格で、現地のハンバーガーの数倍の値段だったので、確かに高級レストランですね。店内は、かなり空いていました。
ビーフ100%のイメージが強いハンバーガーも、当然宗教の関係で牛肉なんてあり得ないところ(ポークやチキンになる)、ビールを普通に一緒に売っているところなどもあり、ちょっと寄るには面白い観光スポットになります。ご当地キティーみたいなものですね。

介護保険

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_DSC0056-2011-02-16-16-07.jpgあれだけ積った雪も、一日で日陰以外は消滅しました。

先日、誕生日とともに40歳になりましたと書きましたが、市役所から介護保険料のお知らせが届きました。すっかり忘れていましたが、40歳から負担が始まるんですね。
医療従事者としては、医療や介護に関してはいろいろ思うところはあるのですが、今後どうなるかはまったく予測がつきません。
毎年のように方針が変わり、介護の現場で働く人たちの環境は改善されず、今後どうやっても社会保障費を増やすことはできず、いったいどうなるのでしょうか。
このあたりの評論はいろいろなところで行われ始めているのでそれを読んでいるだけでも面白いのですが、どの意見を見てもすべてがうまくいくというのは無さそうです。
きっと、医療も今後大きく変わっていかざるを得ないと思います。
小さな歯科医院はいつまで続けていられるのかな。

子供の頃、自分が40歳まで生きているとは思っていなかったのですが、予想以上の科学の進歩と予想外の日本の後退、面白いですね。
いろいろなことはありそうですがまだまだ人生は楽しめそうです。

写真は先日の積雪。

2/13/2011

ネスカフェ

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特に、アジアのカフェに多く、coffeeというメニューとは別にあります。
どちらが高いかというと、ネスカフェです。
コーヒーを頼むと、当然コーヒーが出てきます。
ネスカフェを頼んでも、コーヒーが出てきます。
違いは、、、そう、ネスカフェとはインスタントコーヒーのことなのです。
日本ではインスタントコーヒーをカフェで出すこと自体あまりないことですが、国によってはレギュラーコーヒーよりもインスタントコーヒーの方が高級品で、カフェでそれを飲むのはひとつのステータスになっていることもあるようなのです。
当然僕は、普通にコーヒーを頼みます。

そういえば、僕の行った10年以上前の中国ではラーメンよりもカップ麺の方が高かったというのもありました。
今は経済の発展とともに変化しているかも知れません。
10年も経つとあの国もすごく変わっているんでしょうね。
友達に北京大学の学生寮に泊めてもらったのがなつかしいです。

写真は、またTKさんのものです(転載不可)。このところあまり写真を撮る機会がありません。

2/12/2011

深々と


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僕は雪が降っているのは大好きです。

災害や事故などいろいろなことは置いておき、その事象自体が好きです。
なかでも、すべての音を消し去ってくれるような感じが好きです。
音が無いからこそ、かすかな雪の降る音が聞こえてきます。
自分自身の音が内側から伝わってきます。

北海道が大好きなのは、たぶん、梅雨が無い(蝦夷梅雨はあるが)とか、夏が涼しいとか、食べ物がおいしいとか、
そんなことではなく、
雪の持っている静寂が好きだからです。

9年も北海道に住んでいたので、雪国の生活は少し知っています。
水道管が破裂したり、
部屋の中で洗濯物が凍っていたり、
屋根の雪が落ちてきて窓ガラスが割れたり、
寝ている布団の息の掛かるあたりが凍りついていたり、
鍵穴が凍って車に入れなくなったり、
車のタイヤがロックして坂道でトラックに追突しそうになったり、
坂道発進の信号待ちが恐怖だったり、
30cmも圧雪された雪の降り積もった道路に開いた新雪に隠されて見えないマンホールのフタの落とし穴に落ちたり、
鼻毛とまつげが凍ったり、
と、笑いのネタ程度には北海道の生活を知っています。
それでも、雪のイメージは僕の心に安らぎを与えてくれます。


深々と降る雪の中、熱いコーヒーを飲みながらひとり読書をし、その世界に溶けていく。
そんな世界が、僕の理想。

でも今は、エアコンの効いた部屋の中で、今日は冷えるなぁと言いながらもビールを飲みチョコをつまみ、うなるエアコンの音を聞いています。

写真は、以前と同じTKさんからの写真です。(転載不可)
僕にはこの季節の山に行く勇気も気持ちも体力も時間もありませんが、本当にうらやましい世界です。

2/02/2011

歯科の感染対策

DSCN2601-2011-02-2-19-00.jpgCDCガイドライン(アメリカの感染対策のガイドライン)の本を読んでいて、影響されて、今日、B型肝炎のワクチン接種に行ってきました。といっても、1ヶ月後と半年後にそれぞれ1回ずつ追加で接種が必要です。

歯科は、外科です。ほとんどの処置が観血的だったり、体液(唾液など)に触れる処置になります。感染対策は大変重要ですが、健康保険では、はっきり言うと全くそのコストを考慮してもらえず、きちんと対策を施せていないところが多いのが現実です。こだわった滅菌や使い捨てのものを使うと、完全な赤字になります。
ただ、だからといって対策を怠ることは出来ないので、費用のことを考えながら、実現できる最高レベルの感染対策を行うことになります。
でも、歯科の専門書の感染対策は、かなり時代遅れで、日々の臨床で役に立たないものが多いです。確かに完璧にやればうまくいくかも知れませんが、現実問題として、毎日続ける事が出来ないようなことが書かれていたり、今は否定されつつあることがそのまま書いてあったりします。
それで、僕は、医科のあたらしい感染対策の本を定期的に読むようにしています。
さすがに医科の場合は、常に新しい事実を取り入れ、日常臨床でも実行可能なことをしっかりと書籍にしていて、そのうちのいくつかは当院にも取り入れることが出来とても役に立っています。

今年のインフルエンザは新型インフルエンザがほとんどらしいですね。
当然僕も普通の季節型と新型の混合ワクチンを秋には接種しています。
自分のためでもありますが、一番は患者さんにうつさないようにするためです。
開業してから、必ず毎年接種するようにしています(新型の初年度は、季節型しか接種できませんでしたが)。

今回も写真は厳島神社の近くです。

昇進

DSCN2603-2011-02-2-18-26.jpg高校からの数少ない親友が出世したようです。

この仕事をしていると、これ以上の昇進や出世が無いので、友達のがんばっている近況を聞くと自分のことのように嬉しくなります。
もちろん、僕と同じ40歳ですが、この歳で管理職というのはかなりいいのではないでしょうか。
おめでとう。そして、目標に向けてがんばってね。有言実行だね。

歯科医師は個人経営になることが多いので、大学を出て歯科医師免許を取得するとあとは勤務医、分院長、院長ぐらいしかありません。
その先は、分院を増やして法人化して理事長になるというのもあるかも知れませんが、歯科医師として医療を行いたい自分としては、方向性が違っているので考えていません。
僕の開業したときの理念として、できる限り自分の医院に来てくれる患者さんは自分で診る(経営者というよりも職人系ですね)というのがあって、勤務医の人をやとって仕事を分担するのは今のところ考えていません。もちろん、ケアの分野のプロである歯科衛生士との分業は必要だと思っていますが、自分で診きれないほど拡張するつもりはありません。自分で責任を持って治療し、自分の納得の出来る治療をしようと思っています。実は、この国分寺で開業したのも、これを実現できそうな場所をかなり長い期間かかって探して、ようやく理想を実現できそうな場所として見つかり、実現できたのです。
今のところ、患者さんたちにも恵まれ、理想に近い仕事が出来ていると思います。保険制度の制約で経営に余裕があるわけではないので、スタッフを増やしてきめ細やかなサービスを展開するというのは難しいですが、人と人とのつながりを重視した対等の立場での医療が実現できていると思います。
40歳になり、たぶん、一番仕事が充実する時期だと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

ちょっと硬いかな???
写真は、広島県の厳島神社の近くです。