iPadが使えるとか使えないとかの評価は、人によって違いますし、コンピューター系のものは、使いやすさに違いがあっても要はアプリケーションで使いやすくて役に立つものがあるかの違いなので、使えるアプリケーションが一つでも出てくればその人にとっては使える道具になると思いますので、iPad自体が使える道具かどうかの評価はしません。ちなみに、僕個人の価値観のランクで言うと、今のとことは個人USEでは使う用途がほぼなく、現段階では低めです。理由は、だいたいの場合、近くにパソコンが立ち上がっている(またはスリープなのですぐに使える)環境なので、そっちを使うほうが楽なことが多いからです。仕事USEでは、使えないわけではありませんが、使える機会はまだまだ少ないです。
歯科の仕事で使えるかも知れないiPadアプリ
keynote
アップル謹製のプレゼンアプリです。Mac版のkeynoteと連携していますが、完全ではないため、本格的プレゼンに使えるかどうかは使う人次第ですが、僕のように写真中心で、ちょっと文字が入れば充分と言う場合には、簡単に作ることが出来て、まあ使えそうです。iPadは、写真を表示して、何人かで見ると言うことに関しては、とても良い機械だと思っています。その機能をもっとも活かしているのが、iPadの画面そのものを使った少人数でのプレゼンで、そのためのアプリは今のところ多くはありません。写真アプリでもいいのですが、術前術後の写真を同じ画面に表示させるなどのことを行おうとすると、写真編集アプリで編集してからアルバムに登録することになり、手間が一つ増えてしまいますので、プレゼンアプリが便利なのです。ただし、僕の環境では、毎回のように写真を選択する前後で落ちます。なぜかはわかりませんが。今のところ主に、矯正の装置の説明や症例の写真を見せるときに使っています。
GoodReader
結構有名なReaderアプリ(ファイルビューアーでしょうか?)です。僕の場合は主に、PDFファイルを見るのに使っています。最近は、本などを裁断してスキャンしてPDF化(自炊と呼ぶらしい)して電子化して保管するのが流行っているみたいですが僕はその行為自体は面倒なので全く行っていません。僕にとっての最大の利点である、Google ドキュメントのファイルやGmailの添付ファイル(メールに添付されてきた仕事の写真やファイルなどをメールを探すことなく一覧で見ることが出来る)を見るのに使っています。いろいろため込んでおいて、さっと検索、表示させるのにいいかもしれません。
筆談パット
耳の不自由な方や、中国人の患者さんとの筆談にとても役に立ちそうです。残念ながら、現在その対象の方がいませんので、実践していません。子供に字を教えたりするときにも役に立ちますね。
ACTPrinter
パソコンから書類などをプリントする感覚(実際はPDFファイルとして保存されている)でiPadに転送してiPadで見るためのものです。前述したGoodReaderに類似する点もあるのですが、このアプリのいいところは、プリンタでちょっとプリントしたいようなものをプリントする感覚でiPadに送れるところです。たとえば、ウェブで面白いページがあったときや表示させたいファイルがあったとき、それをプリント(ACTPrinterにて)するとiPadにため込まれていつでもみられます。プリントできる文書ならなんでも可能なようなので感覚的に使いやすいですね。もともとMacの場合はOS(X以降)でプリント自体がPDF化を意味してるので、PDFとして保存してそれをファイルとして移動させれば同じことが出来るのですが、手間がかかるのでそんなことはしたくないのですが、プリントするぐらいの手間だったらやる気になります。Adobe AcrobatのPDFプリンタの出力先がiPadになった感じです。最近ウインドウズにも対応しているみたいですね。
AudioNote
講習会等に行ったとき、紙のノートだと後で必要な部分を探すのが面倒だったりするけど、パソコンを持っていってキーボードでかちかち打つのは気が引けるようなとき、役に立ちそうなアプリです。ボイスメモとノートがくっついた感じでしょうか。iPadのソフトウェアキーボードでの文字入力と指先でのドローも使えます。音声のタイミングと文字入力のタイムスタンプが同期しているので、そのメモを入力した時点の音声を同時に再生することが出来ます。講習会でのボイスメモのインデックスを入力しておくだけですぐにそこから再生でき、歯科では有用な手書きの絵も描けるという点がよさそうです。文字をいっぱい入力する場合は、BTのkeyboardをつなげば出来るのかな(これに関しては未確認。対応しているのかな?)、でもそれをするぐらいならノートパソコンの方がいいかも。iPadのバッテリーの持ち時間がポイントになるかも知れませんね。iPadもiOS4でマルチタスクになるので、ボイスメモアプリと手書きメモアプリを同時起動できるようになるかも知れませんが、別々のアプリだとどうしても同期は無理でしょうね。実はまだ講習会で実践したことがないので、その音声の感度についても書けません。外付けの感度の良いマイクも必要なのかな?(これもバッテリー消費が、、、)
他にも、親の治療を待っている暇な子供向けのアプリやビデオ、ゲーム、手書きメモアプリ、パソコン遠隔操作アプリ、画面共有アプリ、アイデアプロセッサ的なアプリなどもいっぱいありますが、特にこの仕事でと言うわけではないので割愛します。
もっといっぱいのアプリをと思いましたが、自分でもこのぐらいしか使っていないし、多くを試していないので書けませんでした。
そういえば、このブログは歯科関係の方が対象ではなく、当院に来院したことがない患者さんたちに、院長ってどんな人というのを知ってもらうためのブログだったのでちょっと趣旨からずれていますね。次からは内容に気をつけます。